水まわり・修繕工事のトラブランです。
ホームページよりメールにてお問い合わせ頂きました。
築33年のマンションにお住まいで、18年前の入居時より洗面所の湯から赤い水が出ていた為、水しか使用せず放置していたそうです。１２年前の洗面台リフォーム時にも赤水の改善施工には至らず、数年後にマンションの管理会社より推薦された会社で弁など交換をしたそうですが改善せず、今回改善の為ため配管の交換をご希望です。
風呂や台所で赤い水が出たり赤く汚れたりすることは無いとの事でした。
◆BEFORE
ご連絡させて頂き図面資料をお持ちとの事でしたので、事前にメールにて送付して頂き、管理会社からの工事可能・不可能を確認して頂きました。
こちらのマンションの配管・給湯管は床下にモルタル埋設されていることが分かり、配管を直接確認することができません。確認・交換するには床のモルタルを掘り起こさなくてはいけない上、原因の特定が困難な状態にありました。床下に給湯管・配水管を引き換えることもできませんし、管理会社には壁に穴を開けるのはNGとの返答で、壁をツタわせ引き換えることもできません。
◆現場調査
お伺いして、洗面台下の配管部分を見せて頂きました。
原因を探る為、洗面台を１度取り外しました。
赤水の原因としては水道管に鉄管が用いられている場合、鉄が酸化して錆が発生し水を赤く染めて出てきます。排水管のどこかで鉄管が使われいる可能性が高く、その部分を特定する必要があります。
◆現場調査(洗面化粧台下)
あまり洗面台には使われない素材の物で取り付けられていましたが、錆などがでて赤水になることはなく、ここが原因とは考えられませんでした。
◆洗面化粧台給水管
当社の社長が「給湯器を1度確認したい」と給湯器へ移動し、おもむろに保温材を剥しました。この保温材は給湯器交換の時でも剥さない場所です。
◆給湯器調査
保温材を剥して見ると、こんな場所に鉄管が使用させており、恐らく１度も交換されたことがなかったのでしょう。かなり劣化が進んでおり原因は、ここだと考えられるため交換します。
◆鉄管発見
給湯管を外していきます。
赤水や錆を含んでしまっていると考えられる為、給湯管を外したら室内まで進んでいる水を流し出します。
◆取り外し・排出作業
外した鉄管の内側を見てみると全ての箇所で腐食し錆が大量に錆が詰まっている状態でした。
◆劣化・腐食した鉄管
コンプレッサーと給水洗浄機を使い、洗面台・浴室・キッチンの赤水と残っているサビを流し出します。
◆給水洗浄作業
今までは洗面台の水栓が給湯器から一番近い為、洗面台でのみ赤水が出ていると思われていたようですが、洗浄機を使うと浴室・キッチンでも赤水が出てきましたので、今までも薄い色の赤水は出ていたと思われます。
◆浴室・キッチン赤水
排出された水からは、錆も多く含まれていました。
配管内の赤水と残っているサビを流し出し、水が透明になりましたら、洗面台を設置し直します。
◆蛇口からの錆び
既存に設置されていた配管部材は使わず、洗面台配管に合った素材HIVPを使用し給湯管を取り付けます。
◆給湯管設置
配管取付け後コンパネを張り洗面化粧台を設置します。
◆洗面化粧台取付け
給湯器の給湯配管を新しく、逆止弁付きボールバルブ止水栓とフレキで繋ぎます。
◆給湯管取付
最後に保温材を巻き作動に問題が無ければ作業完了です。
◆保温材取付け
今回のケースは長期に渡りお客様を悩ませていたにもかかわらず改善できずにいたところ、弊社の長年の経験と機転で赤水の原因となる場所を特定し改善でき安心しております。
もし、特定出来ていなければ外壁を使っての配管の引換えが困難な為、床のモルタルを全て斫る大きい工事となってしまっていました。
しかしながら今回全ての配管内部の調査ができたわけではないので、お客様には完全に改善されたか様子を見て頂き、再び赤水が出るようであれば更なる調査が必要となってきます。
赤水改善策はコチラ↓↓↓
https://www.katsuhara-s.com/cat-2-10
その他の水道管（給水）漏れ・配管の事例はコチラ↓↓↓
https://www.katsuhara-s.com/archives/category/cat2
トラブランでは、YouTubeで動画も公開しております。
是非、ご覧ください。
視聴はコチラから↓↓
http://www.youtube.com/subscription_center?add_user=toraburanReform
お願いします。
トラブランでは24時間,365日対応させて頂きますので、配管の詰まり、水のトラブル、
何かお困りの事があれば、お気軽にトラブランまで ご相談ください！
