借家排水管修繕 桝と配管の交換工事

今回は、賃貸オーナー様より何度もひどい配管詰まりを起こすので調査のご依頼を頂きました。

こちらのお宅は高台にあり敷地から外の排水管は露出配管でした。
◆BEFORE
 

敷地より手前(上手)の桝を見てみると、水が溜まり詰まっている状態でした。
◆施工前状況
 

まずは、敷地の外の桝や配管に高圧洗浄を行い清掃します。
◆洗管作業
 

高台の下のモルタル部分より水漏れしていることが確認できますので、更に調査を進めます。
◆モルタルより漏水

敷地内の庭は人工芝を敷いてありました。お住まいの方やオーナー様に桝や排水口のフタがあったかなどお伺いしましたが、ご存知なかったので 先程、洗管した配管の位置から予測して配管と桝を探していきます。
◆現場調査①

熟年の経験から推測し、試掘調査を行います。
掘って行くにつれ地中に溜まっていたと思われる水が溢れてきました。
◆試掘調査
 

水が溢れ出てくる原因を探る為、散水栓付近の人工芝をめくってみましたが、こちら側が原因ではなさそうです。
◆現場調査②
 

水が引くのを待ちながら付近を調べたら、桝を見つけました。
◆桝確認
 

桝の蓋を開けて見ると、ひどく詰まっている状態でした。
高圧洗浄で洗管していきます。
◆桝内洗管作業
 

詰まりや水が溢れてくることなどの原因は、この桝付近で配管が割れていたり配管の接続が外れてしまっている。そこに「土が入りこみ詰まる」「漏水を起こす」ことが大半です。オーナー様とご相談させて頂き、桝の交換と付近の配管を取替えることとなりました。
◆桝の取替え作業(掘削)
 

桝と桝の周りを電動ハンマーで斫り撤去していきます
◆コンクリート桝の撤去
 

桝と配管が露出するまで手掘りしていきます。
桝と配管は老朽化が進み、配管は老朽化により接続部分が外れていた状態で詰まりと漏水の原因となっていました。
◆既存の桝と配管

古い配管をカットしコンクリート桝を撤去していきます。
◆配管カット

新しい桝と配管を設置出来るよう、更に土を掘ります。
◆コンクリート桝撤去完了
 

勾配が狂わないようにタンパーを使い土台をしっかり強い固めます。
◆作業中
 

こちらの配管は老朽化によりヒビが入っていた為、カットし新しい配管を取り付けました。
◆露出配管交換
  

石垣の外へと続く配管の根本をモルタルで補強します。
◆補強

必要な長さに配管をカットし準備します。
◆準備

排水桝の設置作業に入ります。
水平器で勾配を見ながら配管を設置していきます。
◆設置
 

沈下防止の為、桝の下にバラスを敷きタンパーでしっかり押し固めます。
◆桝の設置
 

◆桝と配管の設置完了
 

外壁と配管の隙間をモルタルで補強します。
◆補強作業

正常に水が流れることを確認して、一旦撤去していた土を戻していきます。
◆確認作業
 

配管が埋まったところで、一旦強い固めます。完全に埋め戻しできるまで強い固めながら土を戻していきます。
◆埋戻し作業
 

上からシートを被せます。
次回から桝の掃除や洗浄が簡単に行えるように、桝のフタ部分に穴を開けて露出させておきます。これで桝の位置が分からなくなることもありません。
◆AFTER